PCネットワークサポートブログ
2021.10.06
PC上のファイルが消せない、名前を変えられない等
こんなメッセージが表示されても、意味がわからないですよね?
「デスクトップ上のファイルがどうやっても消せない」や、「名前の変更ができない」といったトラブルに遭遇することがあります。この場合、ファイルの閲覧は可能です。
情報セキュリティ上、例えばマイナンバー等の個人情報等が記載されたファイルは、他人からすぐに見える範囲に置くことは好ましくありません。
それなのに、消したいファイルが消せない、移動もできない状況は、思ったよりも厄介な状態です。
上記のような、ファイル名が変更できない、削除できないという状況ができる原因はいつくか考えられます。
まずはWindowsのセキュリティ上削除が許可されていない場合。
この場合は、当該ファイルへのアクセス権を正しく付与すれば、削除等が可能となります。
PCを買い替えてデータを移行した場合や、Windowsログインユーザーが違う場合に起こりえます。
それから、厄介なのがファイル名が長すぎる場合です。
実はWindowsは、ファイル名の長さに上限があります。半角で256文字です。
注意していただきたいのは、ファイル単体の名前ではなく、ファイルパス(ファイルが保存されているディレクトリまで全て)を含めて256文字以内にしなければならないということです。
具体例としては、「テキスト.txt」という名前のファイルが、マイドキュメントの中の書類と言うフォルダに入っていた場合、ファイルパスは下記のようになります。
C:\users\ユーザー名\Documents\書類\テキスト.txt
これで52文字分です。(全角文字は半角2文字分で扱います。)意外と長くないですか?
特に、メール等で日本語の圧縮ファイルを受け取って、それを自分のデスクトップに解凍する場合等に文字数がオーバーしてしまうことがありますので、注意してください。
こうなってしまうと、コマンドラインからリネーム→削除という力技に頼る形になると思います。
お早めにご連絡ください。