PCネットワークサポートブログ
2024.01.26
ChatGPTは自分で作った文章を判別できるか?
こんにちは。ベンハウスのHP担当21です。
みなさん、最近巷で話題のChatGPT使ってますか?
使い方によってはとても便利なツールなので、ベンハウスでも使っているメンバーがちらほらいるのですが、
私自身も仕事でキャッチコピー等を考えるときに、案出しのために使うことがあります。
そんなとある日、仕事でChatGPTを使っていた時にこのChatGPT君が世間的にどれぐらい使われているのかが気になった私は、ふと興味本位で彼に質問してみることにしました。
ズバリ、質問内容は『この文章はあなたが作ったものですか?』です。
では実験その1。
素材として使うのはお客様に提供してもらった会社のキャッチコピーです。
会社の同僚に「このキャッチコピーはChatGPTのかほりがする」と言われて、直接お客様ご本人に確認したところ、「使ったよ」と言われたお墨付きの文章です。実はChatGPTにはよく使われやすい言葉や言い回しがあるので、なんとなく雰囲気でわかってしまう文章があったりします。
キャッチコピーと一緒に先ほどの質問をしてみると、しばらくした後に返事が返ってきました。
ChatGPT:「はい。私が作ったものだと思われます」
21:「うん。やっぱりChatGPTは自分で作った文章はちゃんと判別できてるんだなぁ。感心感心」
つづいて実験その2。
ネットサーフィンをしていてたまたま見つけた、リニューアルされたばかりの大手企業サイトの社長あいさつ文を入力して先ほどと同じ質問をぶつけてみます。
ChatGPT:「はい。私が作ったものだと思われます」
21:「ほほう。やっぱり大手でもサイトの文章を作るときはChatGPTを使ってるのか」
さらに実験その3。
見た目がかなり古めのサイトに書かれていた事業内容の文章を入力して質問。
ChatGPT:「はい。私が作ったものだと思われます」
21:「ん?このサイトってかなり古そうだけど、ここで書かれている文章でChatGPTを使ったなんてことがあるのか?」
このあたりから不穏な空気が漂ってきました。むくむくと自身の中に疑念が沸き上がってきます。
とどめに実験その4。
21自身が仕事で考えた社長あいさつ文を入力して以下略。
すると返ってきた返事は…
ChatGPT:「はい。私が作ったものだと思われます」
21:「おいぃ!作った本人目の前にしてしれっと盗作してんじぇねえよ!」
その後もいろいろと質問してみましたが、ChatGPT君の返事は「はい。私が作ったものだと思われます」の一点張り。
こいつ使えねぇ。
というか、ChatGPTで生成した文章かどうかの判別はChatGPT自身ではできないということが分かってしまいました。
(私がやった実験ではこのような結果になりましたが、場合によっては違う結果になることもあるかもしれません。)
この頃インターネット上では生成AIで作られた文章や画像が溢れているという話をよく聞くようになりました。
某大学でも学生が生成AIを使って作った文章をまるまるそのまま課題として提出して問題になったことがあるそうです。
生成AIはあくまでもツール。
我々人間が仕事をするときにルールを守って上手く活用することが大事なんだなぁとしみじみ感じた一日でした。