PCネットワークサポートブログ
2024.10.29
何もしないをする
こんにちは、30番です。最近急に冷え込んできて、秋をスキップして冬になったのか?というような気候ですがいかがお過ごしでしょうか。こんな気候の時は体調管理に気を付けたいものです。実は私も風邪気味で、鼻水が止まらず、地上なのに息ができない状態です…トホホ涙。
それはさておき、我々PCサポート部隊には馴染みのある、とある言葉がございます。それは「何もしてないのに壊れた」というものです。これは言葉通り、何もしていないのにPCが壊れたという様子を指しているのですが、もしかしたら皆様もこのような経験があるのではないでしょうか?
某Windowsのアップデートが走りなぜかPCが起動しなくなった、なにかした気がするけどあまり覚えていないうちに壊れてしまった、やらかしてしまったけど隠しておきたいから何もしていないと言ってしまったなどなど、往々にして私たちの頭を抱えさせるのがこの「何もしてないのに壊れた」という言葉です。
しかし、逆に「何もしてないのに直った」パターンもあります。
以前サポートにお伺いしたお客様のもとで「PCが起動しなくなった」というご相談をいただきました。この場合の多くはまず最初に放電という作業をすることが多いです。PCは電子機器なので内部に帯電が発生し、起動不良の原因になることがあるのですが、この帯電を解消する作業が放電になります。
この放電という作業は、デスクトップPCの場合接続されているケーブル類を取り外し、電源ボタンを数回押ししばらく放置する。ノートPCの場合ケーブル類と"バッテリー"を取り外し、電源ボタンを数回押ししばらく放置する、というような操作を行います。
ただ、今回のお客様の場合はバッテリー一体型のノートPCだったため、放電という操作を行うことができない状態でした。しかし、まだ諦めてはいけません。こういう時こそ「何もしてない」が私たちを助けてくれます。そう、あれだけ普段私たちを苦しめている「何もしてない」が私たちを救ってくれるのです。こんなにアツい展開少年漫画でもなかなかお目にかかれません。
起動しないPCから電源ケーブルを外し、しばらく放置しました。するとなんということでしょう。うんともすんとも言わなかったPCが燦燦と輝きだし、そこにはWindowsのロゴが表示されているではありませんか。
このように「何もしてないのに直った」という場合も存在しているのです。
PCが起動しなくなった時、ついついテレビと同じように叩くと直るのではないか?と思ってしまうかもしれません。しかしこういう時こそ「何もしない」をしてみませんか?