PCネットワークサポートブログ
2024.11.29
クレジットカードの不正利用にご注意!
すみません。今回熱が入ってしまってかなり長い記事になります。
なので読みやすいように最初に要約しておきます。
・クレカの不正利用が近年増加
・クレカには利用通知設定をし、不正利用については敏感に
・使用していないカードは契約解除を
・格安ネット通販にはご注意を(カード情報が抜かれているかも)
・初めて利用する通販は料金がかかってもよいので代引きなどで信憑性を見極めること
・万が一不正利用にあった場合は60日以内に対処すること(過ぎると返金されません)
以下本文になります。
最近、巷でクレジットカードの不正利用が騒がれています。
というのも、某AE〇Nカードで不正利用があり、その不正利用の対応が悪いと話題になったからです。
問い合わせ電話は有料、その上数時間も待たされ、挙句申告をしたのに不正利用が止まらないという事態が起こりました。
通話料金に関しては、「詐欺被害相談ダイヤル」なるものが開設したようで多少負担はマシになったようです。
システム的にはド素人なのであんまりわからないのですが、一旦カードを止めれば決済もすぐ止まるはずなのですが、新手の手法のせいか決済が止まらないようです。
しかも不正利用があった際、一旦全部払ってくださいという対応をされるようで…そりゃ不信感高くなっても仕方ないですよね。
まぁメーカーの対応は一旦置いておくとして、このクレカの不正利用手口が特殊で、ここ数年ではやっているタッチ決済のシステムを利用した不正利用の手口だそうです。
多くの決済システムでは、1万円以下の決済についてはオフラインにて処理を行うようで、1万をギリギリのラインとして少額の決済を1日1回利用など小分けに使用し、長期間それが続くようです。
「多くの人が、通知設定してるでしょ?そんなんすぐわかるやん」と思いきや、通知に関してこんな文言が書いてありました。
【通知されないお取引きについて】
※以下の場合は通知されません。
・ご利用金額が500円未満
・ATM手数料やETCカードなどオフライン取引
・非接触型決済でのご利用の一部
・その他一部ご利用先での利用内容
はい。見てわかる通り、非接触型決済やオフライン取引については通知されないと書いてありました。
もちろんカード会社にもよります。私の使っているカード会社は数百円でも都度利用通知が来ますので、使ってすぐ来る通知設定に感動したものです。
もちろんカード会社によって通知が来るもの、来ないものありますので、カード会社の利用通知について調べて頂くのが良いと思います。
そして不正利用についてですが、以下の場合に不正利用に会います。
① クレジットカードを含む情報漏洩 → 消費者としてできることは少ない
② フィッシング詐欺、スキミング、出会い系サイト詐欺、なりすましによる詐欺被害 → 消費者として対策可能
③ ネットショッピング詐欺 → 近年増加、消費者として対策可能
④ クレジットカード情報の総当たり入力
①については正直不可抗力みたいなところがあります。これでできる対策はカードを含む情報の再発行くらいです。
②に関しては言わずもがな利用者が見極めるしかありません。従来からと同じ手法です。
問題は③です。こちら比較的よく広告などで目にするようになりました、格安の通販サイトです。
ほんまにこんなんで利益とれんの?っていう価格で売り出しているネットショッピングです。恐らくtem〇とかテ〇とかTE〇Uとかです。
単純に表示詐欺の商品もいっぱいありますが、ネットショッピングなど一度利用すると送料が無料になったりするのでだいたいクレカで決済します。
はい、ここが落とし穴で、しっかりしたサイトならカード情報は見れないのですが、悪質なサイトではカード情報がそのまま抜かれます。こうなったらあとは利用し放題です。
ちょっと例に例えますが、やっていることは自体は
「クレカを見えないように梱包して第三者に渡し、代わりに決済してくださいとお願いする」
っていうことなんです。私は友人ですら渡すのが嫌なカードなのに、ネット通販になるとホイホイ情報を入力しちゃうんです。第三者なのに。第三者なのにです。
私の場合は必ずショッピングサイトの評価や反応、実際の会社情報やいつ頃からやっているかを全部調べて、納得できたら利用するようにしています。もちろん初回は代引きで。
と、いうのもネットショッピングが流行りだした初期、お金だけ取られるということありニュースでも話題になってました。それもあって習慣化していたのが功を奏し今までお金だけ取られたということはありません。
まぁ私自身がケチということもありますが(笑)。
話がそれましたが、自己防衛は大事です。たかが10分20分調べるだけで不正利用やお金だけ取られるということを考えればやってみる価値はあると思います。
そして④も最近増えている不正利用で、どこからも情報が漏れていなくても不正利用されるリスクが存在します。
作るだけ作って使っていないカードなどが恰好の獲物になっており、利用状況も見ないため気づくのがかなり遅れるようです。
こちらの対策は不正利用があったらすぐに利用停止処理をするか、使っていないカードはそもそも解約するしかとる手段がないです。
万が一不正利用があった場合、不正利用の申告可能期間は60日です。よって61日を過ぎると免責となり保証対象外になってしまいます。
つまり、不正利用にあった場合は迅速な対応が必要というわけです。
手順としては、以下になります。
1カード会社に連絡し凍結処理をする
2不正利用をされた金額等を伝え返金処理をしてもらう
3カードを再発行する
クレカを落とした時は警察に届け出をする項目が増えるだけでほぼ同じ手順です。
決済情報が目に見えないだけに、流れもなかなか分かりづらいですが、細かなところにも注意していきたいですね。