PCネットワークサポートブログ
2025.07.23
Canvaでデータを作成するときの注意点
こんにちは。三連休もあっという間に過ぎましたが、日中の外気温に脳みそがとろけそうになっている21です。
みなさんも熱中症にはお気を付けくださいね。
では早速本題に移りましょう。
最近ベンハウスに「Canva」というツールを使って原稿を作ったので、これを印刷してほしいというお客様がよくいらっしゃるようになったのですが、スタッフがその原稿データを確認したところ、そのまま印刷すると問題になりそうな点がいくつか見つかりました。そこでその内容についてお客様にお伝えしようとしたのですが、なかなか上手く説明するのが難しくて困ったということが起こりました。
ほんの少し前までは印刷物のデザインをするとなると、グラフィックデザイナーがAdobeイラストレーターやフォトショップなどのツールを使ってデータを制作していましたが、技術の進歩はすごいもので、最近ではあっという間にプロ並みのチラシの画像が作れるツールも出てきました。今回のCanvaもそういうツールの一つです。
ただし、印刷するために必要な基礎知識がない状態でもデザインが簡単にできるようになった反面、完成したデータを印刷してみたら、思っていたのと違うものが印刷されたということがよくあります。
そこでCanvaでデザインする人が印刷したときによく陥る3つの点についてここで解説しましょう。
①フチなし印刷ができない!?
ベンハウスの社内でA3サイズ以下で印刷に使用している機械は、簡単に言うとでっかいコピー機ですのでレーザー印刷になります。この場合、用紙の4辺にはインクが届きませんのでフチなし印刷ができません。
もしもポスターなどをフチなしで印刷をしようとすると、インクジェットプリンターを使用して、「完成形のサイズよりも大きい紙に印刷をして余分なところをカットする」という処理が必要になりますので、完成形のサイズよりも少し大きめにデザインをすることが求められます。
②Canvaで見たら綺麗に見えるのに、印刷したら色が暗くなったのはなぜ!?
小中学校時代の美術の時間に「光の三原色」、「色の三原色」というのを習った記憶がありませんか?
光の三原色では色を重ねるほどに白に近くなり、色の三原色では逆に色を重ねるほどに黒に近づいていくというアレです。
パソコンやスマホの画面をみて作成したイラストや写真は、光を使って表現していますので、色を重ねるほど明るく色鮮やかに表現されます。
それとは逆に、紙に印刷されたイラストや写真は、インクを使って表現していますので、色を重ねるほど黒っぽく色がくすんで見えるので、印刷してみると暗く感じることがあるのです。
そのため、紙に印刷することを前提にデザインをする場合は、そのことを考慮に入れた上で、色味を調整する必要があります。
③作ったデータを印刷したら、思っていないところに余白ができたんだけど!?
一般的によく印刷に使用している紙はA判B判と呼ばれるもので、縦横比が1:√2(約1:1.414)の白銀比になっています。
サイズとしてA4とかB5とかで表現されているものはすべてこの比率でできています。
そのため、その比率の紙に合わせてデザインをされていないと思わぬところに余白ができてしまいます。
理屈としてはこんな感じですが「小難しいことを言われてもわからん!もっと簡単に説明して!!」という方のために、Canvaを使用してデータを作るときの注意点をまとめたページをご用意しました。
上記の3点で引っかかったことがある方は、下のバナーから3つのポイントページを確認してからデータを作成してみてくださいね。