PCネットワークサポートブログ
2022.05.10
Internet Explorer
この頃よくあるお問い合わせです。
「入札ができない!」
「受発注システム(EDI)が動かない!」
決まって、
「この前までできていたのに。」
もちろん原因があります。
入札やEDIと言われるwebベースのシステムは、Internet explorer(以下IE)に最適化されて作られたものが多いです。
IEとは、マイクロソフトがWindowsに標準で搭載していたインターネット閲覧用ソフトウェア(ブラウザ)の事を言います。
Windowsに標準で搭載されているため、自然と使う人口が増え、その数は圧倒的多数となりました。
その頃に開発されたシステムは、当然世界で一番使われているシステムで最適に動くように設計されています。
そして、このIE。実はいろいろな問題を抱えていて、マイクロソフトは数年前から止めたがっていました。
IEを起動したと思ったら代わりに後継ブラウザであるEdgeが立ち上がるような仕様に変更したりと、この流れは最近特に加速しています。
さて、こうなると困ってしまうのが前述のIE用に最適化されたシステムです。
IE以外のブラウザで表示すると、正常に表示されなかったり、意図した動作をしなかったりしてとても困ります。
本来はシステム側で対応すべきですが、なかなかそうも行かないのが現状です。
こちらはIEでページを見たいのに、IEを起動させてもらえない。Edgeでは正常に表示されない。
……お手上げですね。
ですが、(とりあえずの)対処方法は存在します。
Google ChromeやEdgeには拡張機能という仕組みがあります。
マイクロソフトやサードパーティと言われるマイクロソフト以外の人たちが開発した、ChromeやEdgeを便利に使うための追加プログラムです。
この拡張機能を利用して、ChromeやEdgeでIE用ページを表示する方法があります。
ですが、あくまでこの方法は一時的なものだと思っておいてください。いつ使用できなくなるかは予想できません。
根本的な解決は、システム側が正式にChromeやEgdeに対応するのを待つ必要があります。
また、擬似的にでもIEを使用するということは、セキュリティのリスクも孕んでいます。
ここでは個別に拡張機能を紹介することは避けますが、もしEDIや入札が正常に動かなくなった場合は個別にご相談ください。
弊社のITサポートサービスをご契約していただいていれば、ご相談も設定も無料になりますよ。