PCネットワークサポートブログ
2022.10.11
データ消失における影響についてのお話
やはり季節柄でしょうか、パソコン故障のご相談が非常に増えています。
単純に経年によるもの、一部部品(電源やマザーボード)の故障により電源が入らないもの、ハードディスクの故障によりデータが読み出せず、Windowsが起動しなくなってしまったものなど、原因は多々ありますが、結果としてマトモにPCが使用できないという事態に陥ります。
PCが起動しなくなっても、まだデータを抜き出せればマシな方で、先程述べたハードディスクの故障等でご相談を受けたものは、データそのものも諦めなければならい個体もあります。
諦めが付く端末だったらまだ良いのですが、取引の重要情報だったり、経理や人事給与の情報だった場合は諦める訳にはいかないと思います。
ここ数ヶ月、弊社ではお客様のデータを保護するため、バックアップのご案内を重点的に行なっています。
主にはウィルスによるデータ破壊の注意喚起を行っていましたが、先日想定外の(と言うより考えたくなかった)事態により、機器本体をデータごと消失してしまうような事例に当たってしまいました。
画像を載せることは出来ませんが、一つの災害です。建物ごと消失したため、たとえPCのバックアップをUSBハードディスクに取っていたとしても、同時に消失していたであろうことは間違いありません。
ここで重要なのは、バックアップの321の法則と言われるものです。
「データはコピーして3つ持つ」(二重にバックアップを取る)
「2種類の(種類の異なる)メディアでバックアップを保存する」
「バックアップのうち1つは違う場所で保管する」
という3つの要素からなります。
特に最後の一つが重要で、1つを違う場所(遠隔地)に置くことで、最低限データの完全消失を避けようと言うねらいです。
当然保存場所は遠い方が、そして安全な方が良いです。クラウド領域がベストでしょう。
自社のデータが消失したらどうなるか、取引先、お客様、そして従業員にどのような影響が出るか、今一度真剣に考えてみられることをおすすめします。
「よくわからない」という方は、弊社までご相談ください。
弊社の担当が重要なご案内をお持ちした際は、少しお時間をいただき、お話を聞いてくださればと思います。