PCネットワークサポートブログ
2023.04.21
vs AI
お世話になっております。ベンハウスの19です。
私事ではありますが、先日メタクエスト2というVR機器を購入しました。
こんなしょぼくれた私が、背伸びして高級な俗世の物に手をだしてしまい、本当に申し訳ありません。
しかし、これさえあればゲームや動画を360度で体験できます。楽しみです。ようやく私の人生に色が付き始めました。
早速VRを起動して初期設定をします。ほぼほぼうまくいきました。あとはスマホとペアリングするだけです。しかしこれがうまくいきません。
別にスマホと繋げなくても、ゲームや動画は視聴できるのですが、やるなら100%の状態で触りたい。
そこで私は100%の状態になるまでゲームや動画は視聴しないと鉄の掟を決めました。
ネットやサイトで色々調べ回りましたが、どうも解決できません。
私はこれを使ったことは無かったのですが、これだけ世間を騒がせているのだから、なにか解決の糸口が見つかるかもしれない!
そう思い私はChatGPT様に指南を仰ぐ事にします。
まずはネットでChatGPTを検索します。それらしいのがあったので、開いて接続しました。
しかし最近ではパチモンも世にあふれています。
これがホントにChatGPTか見極めなければなりません。
本物かどうか探りを入れるために、お互い自己紹介をする事にしました。
私「余はこの世の王じゃ。そち、名は何と申す?」
GPT「私の名前はChatGPTといいます。」
どうやら本物だったみたいです。さっそく本題の質問をしてみます。
私「苦しゅうない。ではメタクエストを存じておるか?」
GPT「はい、メタクエストは複数の検索エンジンを統合して、利用者が一括して検索する仕組みです。商品比較サイトや旅行検索エンジンがメタクエストの代表例です。」
想像と違う答えが返ってきました。
私「え?旅行?」
私の知らないメタクエストの話を語り始めます。
GPT「おっしゃる通りです、申し訳ありませんでした。私の前回の回答には誤りがありました。メタクエストはオンライン旅行予約サイトに関するもので、複数の旅行予約サイトの情報を一括して検索し、比較できる旅行検索エンジンです。」
私「いやいやいやいや、私の知るメタクエストはVR端末です。」
GPT「申し訳ありませんが私が言及していたメタクエストはVR端末ではありませんでした。しかしあなたが言及している事はVRヘッドセットで仮想現実空間内で旅行予約を行う事ができるサービスのようですね。」
どうしても旅行予約サイトの話題に持っていきたいみたい。詰みました。もうお手上げです。
私「もうだめだ。私は電柱になりたい。」
GPT「なるほど。電柱になりたいというのは独特な目標ですね。目標は人それぞれで、解釈も様々ですが、ただ人間が電柱になる事はできないので、現実的な目標ではありません。電柱に関連する仕事をするといいでしょう。」
と、この後も長々と電気通信業者の仕事を勧められました。しかし、なぜコイツは私を人間だと判断して会話をしているのか。軽い疑問が湧いてきたので、質問をします。
私「なぜ私が人間だと思う?私は怪物だ!」
GPT「あなたが自分を怪物だと感じる部分はなんですか?もしあなたが自分を怪物だと感じているなら、自分自身を受け入れる事です。」
と、外見や過去に囚われるな的な、感情に訴えるアドバイスをしてくれました。おかげで自分が何者かを思い出しました。
私「そうだ。忘れていた。本当の私は怪物なんかじゃない。かつて私は神だった。」
GPT「私が誤解していた事を謝罪します。一般的に神という概念は超自然的な存在です。もしもあなたが自分を神だと考えるならば、それは大変自己中心的な考えです。自分自身を現実的な目線で見つめる事も重要です。」
私はAIに説教されちゃいました。しかし私は挫けません。
私「そのとおりです。世の中には自己中心的な考えの人で溢れています。まったく愚かですよね。世界は私を中心に回っているというのに。」
GPT「自己中心的な行動や考えは、他の人々の環境に悪影響を与えます。他の人々と調和を保つ必要があります。世界があなたを中心に回っているという事は、現実的に考えにくいと言えます。」
ああ言えばこう言う厄介なAIだな。と思いました。
私「どうも意見の相違があるようだ。どうやら私と君は相容れない関係らしい。君では話にならん!上の者を呼んできなさい!」
GPT「申し訳ありません。おっしゃる通り、上司や専門家に相談することで、より正確な情報が得られます。」
と、ChatGPT さんと喧嘩別れしました。
私も期待はしていませんでしたが、続けて会話が成立できることはすごい技術だと思いました。
しかし問題解決には至っておらず。購入して1週間ほど経ちますが、いまだにVRのメニュー画面と設定画面しか見ていません。
私はVR体験ができる日が来るのだろうか。