PCネットワークサポートブログ
2025.07.17
【事例紹介】姫路で発生した偽Microsoft警告画面とPCサポート対応
はじめに
最近、姫路市内の企業様より「Microsoftセキュリティセンター」を名乗る警告画面が突然表示されたというご相談がありました。これはサポート詐欺と呼ばれる手口で、業務用PCにも被害が広がりつつあります。
本記事では、実際の発生事例とPCサポートの対応内容、そして中小企業が取るべき対策について解説します。
発生した事象:偽の警告画面が突然表示
姫路市のある法人のお客様のPCに、次のような内容の画面が表示されました。
- 表示文:「ウイルスに感染しました。サポートに連絡してください」
- 発信元を装った団体:「Microsoftセキュリティセンター」
- 操作不能:画面がロックされ、通常の操作ができない状態
このような表示は、マイクロソフトとは無関係の詐欺行為であり、サポートを装って金銭を騙し取る目的があります。
トラブルの発生経緯
お客様は業務中、Facebookを閲覧中に不審な広告リンクをクリックされました。その結果、「〜.web.app」という見慣れないURLに誘導され、偽のセキュリティ警告画面が表示されたものと推測されます。
当社が実施したPCサポート対応
弊社では以下の手順で対応いたしました。
- 電源ボタンによる強制終了
- 再起動後、ブラウザの履歴・キャッシュを削除
- ブラウザ拡張機能を確認(不審な項目はなし)
- セキュリティソフトにてフルスキャン(脅威は検出されず)
結果として、お客様が指示に従わず操作もしなかったため、実害は発生しませんでした。
法人が注意すべきポイントと今後の対策
警告画面は基本的に詐欺と疑う
- 正規のMicrosoftがポップアップで電話連絡を促すことはありません。
- 表示された番号には絶対に連絡しないようご注意ください。
不審な画面が出た際の対応
- ブラウザを強制終了するか、PCを再起動
- 信頼できるPCサポート業者に相談
SNSや広告リンクへの注意
- 業務中のSNS利用は控える、またはURLフィルターを導入することを推奨します。
まとめ
今回のような**「偽のセキュリティ警告」**は、姫路を含む各地で報告が増えており、法人PCも標的になり得ます。PCに異常が見られた際は、慌てず正しい対処を行い、必要に応じてPCサポート専門業者にご相談ください。
当社では姫路エリアの企業様向けに、迅速かつ的確なサポートをご提供しております。ご不明な点があれば、ぜひご相談ください。