PCネットワークサポートブログ

三寒四温ですね。
ふと気になって調べてみたのですが、「三寒四温」は日本では春先に使われることが多いものの、本来は冬の季語だそうです。
とにかく体調を崩しやすい時期で、かくいう私もその一人です。皆様もどうぞお気をつけください。

さて、インフルエンザの流行で世間は大騒ぎですが、実はPC業界でも別の“大騒動”が起きています。
それが半導体不足です。

前回は、コロナ禍や天候不良による工場の操業停止などの生産力低下に加え、リモートワークや自動車産業での需要増が重なり、供給が追いつかない状況でした。
今回は、もともと供給が逼迫気味だった市場に、生成AIやEV関連分野での急激な需要増が重なったことが大きな要因のようです。
（そもそも半導体材料の不足という側面もありますが……。）

半導体の供給が不足気味だった市場で、今年大躍進した生成AIやEV業界での需要が激増し、需要に対して供給が全く追いついていない状況です。
その影響で、一部の自動車メーカーは減産を余儀なくされています。
また、生活家電、特にエアコンやスマート家電などにも影響が出るのではないかと懸念されています。

解消の目処は、現時点ではまだ立っていないようです。
このあたりは、戦争や特定国によるレアアースの輸出規制など、地政学的な要因の影響も大きいと言われています。

で、何が言いたいかといいますと、例によってPC関連の値上げがかなり厳しい状況です。
PCやサーバーのお見積りも、下手をすると1週間ほどで
「仕入れ値が上がってしまったため、見積時の価格では販売できません」
となる可能性があります。
（粗利率が低いので、そのあたりはご容赦ください……。）

場合によっては「ご注文はいただいたものの、入荷時期が未定」というケースも発生しています。
実際、複数のメーカーで受注停止となっている状況です。

要するに、「何か欲しいものがあるなら即断即決」が求められる状況になっています。
そのあたりも踏まえたうえで、ぜひ早めにご相談ください。
「年度末にまとめて検討しよう」などと言っていられる状況ではないかもしれませんので、お気をつけください。